こんにちは。かりしゃちのかりです。
「ウドの大木」ということわざ、聞いたことありますか?
ウドは、若いうちに摘むと、若葉、つぼみ、芽、茎が食用になります。ただし、育ちすぎると食用にならず、茎が柔らかいので木材にもならないため、「図体は大きいけれど、役に立たないもの」の例えに使われます。
「図体は大きいけれど、役に立たない」
図体が大きい私にとっては、このことわざ、心に刺さる。
本当に「ウドの大木」は、役に立たないん?
無性に挽回したくなったので、今日はウドの大木をまるまる1本食べれるか試してみました。
おいしさ予想
今回は、山に生えていたヤマウドを採ってきました。
大きさは1m。
市販のウドは、米殻をかけて暗闇で育てるので、大きくても白色です。
しかし、今回のヤマウドは、緑!
そう、地上で太陽をサンサンと浴びながら育ちました。

葉は、全面に毛が生えていてもしゃもしゃ。舌触りが悪そう。枝の部分が筋張っていて固いだろうな。1番太い茎の部分は、外側を剥けばふつうに食べれそう。先端は、柔らかいので、絶対美味しいと思う。
<期待度>
葉っぱ ★☆☆(美味しくないが食べれそう)
枝 ☆☆☆(食べれない)
茎 ★★☆(普通)
先端 ★★★(絶対美味しい)
Let’s Cooking!天ぷら編

天ぷらの作り方
山菜は、天ぷらにすればなんでも美味しい説。実証させてみましょう。
【材料】
・ウドの大木 1本
<天ぷら衣>
・マヨネーズ 大さじ1
・水(冷水) 75ml
・薄力粉 50g(大さじ5.5)
1.下準備
茎部分は、皮を剥き、食べやすい大きさに切る。

2.ボウルにマヨネーズと水を入れ、まぜる。次に薄力粉を入れサッと混ぜる。少し粉が残る程度でOK。
3.ウドを衣の生地に付け、揚げます。
きつね色になる手前で取り出して下さい。揚げ過ぎると香りが飛んでしまします。
4.油をきって、盛り付けたら完成です!

<ポイント>
・葉は1枚づつ揚げるとサクッとなります。複数枚重ねると、隙間に油が入りベトベトします。
・ウドは火が通りやすい為、じっくりではなく、サッと揚げると、香りが残り美味しいです。
天ぷらを食べてみた感想
<ウドの大木の天ぷら評価>
葉っぱ ★★☆
(揚げると葉の全面にあるもしゃもしゃした毛が気にならなくなりました。ウドならではの香りが弱いのが残念ポイントですが、良く言えば、癖がなく食べやすいです。)
枝 ★☆☆
(見るからに筋張っていた枝。揚げると意外にも柔らかくなりました。嚙み切れない事もなく、食べれます。ただ、味はなく、美味しいって程ではないので、星1つ。)
茎 ★★★
(安定の美味しさでした。なんといっても、香りが素晴らしい。皮を剥いたので、触感もgoodでした。)
先端 ★★★
(うん。なにもいう事がない。想像通りの美味しさ。)
1番心配だった「筋張ってそう」「固そう」は、揚げれば柔らかくなる。「葉のもしゃもしゃ」も消える。
と、いう事で「ウドの大木」は天ぷらにすれば美味しく食べれます!
Let’s Cooking!酢味噌和え編
さて、葉っぱと茎が余ったので、もう1品。
ウドの食べ方の王道「酢味噌和え」にチャレンジ。
酢味噌和えの作り方
【材料】
・ウドの大木 葉と茎
<酢味噌>
・酢 小さじ1
・砂糖 小さじ1
・味噌 小さじ2
1.茎部分は、皮を剥き、食べやすい大きさに切る。葉は1枚ずつにばらしておく。
2.沸騰したお湯で1分湯でる。
3.ざるに挙げ、水分を切る。
4.酢味噌の材料と3のウドを混ぜる。
5.盛り付けたら完成。
酢味噌和えを食べてみた感想
<ウドの大木の酢味噌和え評価>
葉っぱ ★☆☆
(意外と葉のもしゃもしゃした毛が気にならなくなりました。ただ、天ぷらにした方がより気にならなくなりますね。星1つだけど、さっぱり食べたい時にはいいかも。)
茎 ★★★
(安定の美味しさでした。茹でても、香りが素晴らしい。)
まとめ
「ウドの大木は、火を通せば、美味しく食べれる。」
みなさんも是非試してみてください。

また食べたいな~。茎の部分。(笑)
byかり
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