こんにちは。かりです。
ウッドガスストーブって知ってますか?
一言でいうと、
「松ぼっくり5個で、お米が炊ける空き缶」
どんなものかと言うと、じゃん!
あ、矢印の位置間違えた。ウッドガスストーブは、土鍋の下の「缶」です。
このウッドガスストーブのすごいのが、
ガスも電気も使わず、松ぼっくりや小枝、落ち葉など、
そこら辺でかき集めたものが燃料になります。
そして、熱効率がとてもいいので少ない燃料で、早く温められます。
しかも、特別な道具は要らず、だれでも簡単に作れちゃう。
また、軽くて小さいので、持ち運びも便利。
え、なにも欠点が見つからない。
これは、キャンプや災害時も大活躍間違えなしです!
という事で、みなさんにもお勧めしたいので、今回は、ウッドガスストーブの作り方を詳しくご紹介します。
ウッドガスストーブの仕組み
ウッドガスストーブは、少しの燃料で、火力が強い。
それは、ウッドガスストーブの仕組みに関係があります。まず、下部で木や松ぼっくりが燃えます。それらが燃えるとガスが発生します。発生したガスは、自然と上に上昇し、そして上部でそのガスが酸素に触れると、さらに炎になります。つまり、普通に燃料を燃やすより、はるかに火力を強めることができるって訳です。
しかも、この燃焼により、排出される煙がキレイになり、環境にも優しい仕組みになっています。
火力も強く、環境にも優しい。
すばらしいですね!
ウッドガスストーブの作り方
様々な形のウッドガスストーブがあるようですが、
ここでは最初の写真のウッドガスストーブ
=初心者でも1時間、慣れると30分程で作成できる
「超簡単ウッドガスストーブ」をご紹介します!
では、「材料」「道具」「作成方法」を見ていきましょう。
材料は3つだけ
▢缶(大)×1→外缶用
▢缶(小)×1→内缶用
▢かすがい×2
▢缶(大)
直径約20㎝のもの。今回は、トマトソースの空き缶を使いました。
こちらは、外缶になります。
▢缶(小)
直径約12㎝のもの。さらに小さなサイズでも作れますが、小さくなるほど、火力が弱まります。空き缶(大)よりも小さければ、12㎝以上でも大丈夫です。
こちらは、内缶になります。
▢かすがい
規格「9×90」の物を2本使います。「9×90」とは、かすがいの大きさを表す呼び名です。実際のサイズは、「長さ90㎜、足長45㎜、線形(太さの直径)9mm」になります。
本来は、木材をつなぎ合わせるものですが、今回は、鍋を置く場所(五徳)になります。
道具も3つだけ
▢クジリ
▢ハサミ(マルチクラフト用)
▢金槌
▢クジリ
缶に穴をあける道具です。電動工具でなくても、クジリで充分、穴を空けることができます。今回は、直径2㎝の大きめの穴も開けたいので、細すぎるものを選ぶと後から大変になります。↓このくらいの大きいサイズをご準備してください。
▢ハサミ(マルチクラフト用)
2つ缶を組み合わせる際に、空き缶の上部を切ります。普通のハサミだど、缶の固さに負けてしまうので、鉄製の物でも切れるマルチクラフト用のハサミを用意しましょう。1500円程度で購入できますよ。
▢金槌
金槌は、五徳になるかすがいを付ける際に使います。
こちらは、一般家庭にある金槌でOK。
30分で作れる手順
1、外缶&内缶に印を付ける
穴を開ける場所にペンで印をつけておきましょう。開ける場所、間違える人多いので。(ちなみにこの時は、印を付けている際に、4人中2人が間違えている事に気が付きました。開ける前に気づけて、良かった。)
<外缶に書く印>
・側面に8個(直径1.5~2㎝)
↓缶の底側ではなく、開いてある方に印を付けてください。
<内缶に書く印>
・側面にまんべんなく30個くらい(直径1㎝)
・底に20個くらい(直径)1㎝
穴の数は、缶のサイズに併せて前後してOKです。まんべんなく空いていれば大丈夫です。
2、クジリで穴を開ける
印を付けた所に穴を開けていきます。力強く!!
3、外缶と内缶を組み合わせる
内缶と外缶にすきまが出来なようにピタっと組み合わせます。
外缶の底に内缶の型を取る
↓
外缶に書いた「内缶の型の真ん中」にクジリで穴を開ける
↓
その穴から、ハサミ(マルチクラフト用)を差し込み、
出来るだけ細かく切り目を入れる
↓
そして、できた穴に内缶を押し込む!ぎゅぎゅっと!
4、五徳を付ける
「ハ」の字になるようにかすがいを付けます。
「ハ」にすると、大きい鍋から小さな鍋まで安定して置けるからだそうです。
かすがいを付けるときは、以下の手順で行ううとスムーズです。
かすがいを差し込みたい所に印を付ける
↓
ねじりで小さな穴を開ける
↓
かすがいを穴に併せ、金槌でとんとん入れていく
※かすがいは、必ず缶から指1.5本分浮かしておきましょう。鍋とウッドガスストーブの隙間になり、空気と火の通り道になります。また、そこから木をくべる事も出来ます。
5、完成
これで、できあがりです!!パチパチ
裏から見ると、こんな感じ。
穴がいっぱい。ちょっと怖い。
でも、この穴が空気を取り込んでくれます。
ウッドガスストーブでランチしてみた!
さて、早速ウッドガスストーブでランチだ~。
初、火入れ。
段ボールの欠片に火を付け、その上に松ぼっくりと小枝をIN。
わぁ~キレイ!!と言っている間に、
松ぼっくりと小枝に段ボールの火が燃え移りました。すごい。
今までの焚き火が嘘かのように簡単に火が着きました。
土鍋や鍋も安定して乗ってますね。
今回は、内缶の大きさが異なる4つのウッドガスストーブを使ってみました。
火力を常にMAXで保てたものは、早く料理ができあがりました。しかし、途中で火が消えてしまったり、火力が弱いものは、お湯が沸騰するまでに想像以上に時間がかかりました。火力が弱くなってしまったウッドガスストーブは、内缶のサイズが8㎝以下のものでしたね。次は、大きな内缶を見つけて、再チャレンジしてみたいと思います。
さて、今日のメニューは、「白米」&「豚汁」。
自分で作ったご飯は「美味しい」と言いますが、
ウッドガスストーブから作ったご飯は、そりゃあ、もう。。。
では、
では、
災害でガスが止まった!電気が止まった!という時は、是非思い出してみてください。
ウッドガスストーブ。
byかり
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